新型コロナウイルスに関する注意喚起 3月5日付
3月5日,豪州政府は,新型コロナウイルスの水際対策措置に韓国を追加し、中国本土およびイランからの入国制限措置をさらに1週間延長すると発表しました。
中国本土、イラン、韓国に立ち寄った外国人(豪州永住者を除く)は,出国または通過した時点から14日間は豪州に入国できません。また,イタリアからの渡航者は入国時に体温測定等の検疫が行われます。
豪州国民,永住者及びその家族(配偶者等)はこの対象外です。
報道発表はこちら
https://www.abc.net.au/news/2020-03-05/coronavirus-travel-ban-korea-italy-china-iran/12027348
5日,連邦保健省によれば豪国内で、54名の感染者が報告されました。ビクトリア州,南オーストラリア州およびタスマニア州政府当局による新型コロナウィルスに関する州政府の取り組みや対応について発表が行われました。
海外旅行等を計画されている方は,各州情報を入手し,旅行の是非を検討してください。また,感染が疑われる症状が出た場合は,各州保健局や病院へ電話にてお問い合わせください。
1 各州の取り組み状況
(1)ビクトリア州保健省
中国本土、イラン、カンボジア、香港、インドネシア、イタリア、日本、シンガポール、韓国、タイへ渡航履歴があり体調が悪くなった方は医療機関への診療とCOVID-19の検査を推奨しています。
https://www2.health.vic.gov.au/about/media-centre/MediaReleases/tenth-covid-19-case-victoria
(2)南オーストラリア州,州首相発言
州政府は、南オーストラリアにCOVID-19および将来の同様の脅威へ対抗するための備えと一連の措置を通じて、公衆衛生法の強化に取り組みます。
南オーストラリア州公衆衛生法の改正により、今後病気の拡散リスクを引き起こす可能性のある方を拘束するための令状発行が含まれています。
SA保健省
現時点で、中国、イラン、イタリア、韓国への渡航歴のある方で感染症の症状がある方は、医療機関での診療を勧めています。
また、症状がある方は、まずGPへ診察前に電話し、渡航歴を伝えるよう推奨しています。
(3)TAS州
州政府緊急管理委員会(SEMC)を立ち上げるために積極的な措置を講じることを要求しました。これにより、政府のコロナウイルス部門間委員会全体がSEMCに効果的に移行し、州政府における準備を維持する上で重要な役割を果たします。
http://www.premier.tas.gov.au/releases/coronavirus_update4
2 新型コロナウイルス関連情報
https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/novelcoronavirus_links.html