振り込め詐欺の安全対策
令和3年8月19日
振り込め詐欺が日本では社会問題化しておりますが、海外ではより巧妙な手口でアプローチしてくる詐欺集団が多く存在し、当館にも引き続き被害報告が寄せられています。手口と特徴、安全対策を以下にご案内しますので、被害に遭わないよう十分気を付けてください。
【最近報告のあった手口】
(1)オーストラリア連邦警察を名乗る人物から電話があり、Identity theft(個人情報盗難)により複数の銀行口座が開設されマネーロンダリングに使用されているという説明があった。
(2)不審に思い質問したが、自分の名前が含まれた警察の偽造書面、警察官名、バッジ番号がWhatsApp経由で携帯電話へ送付された。また通話相手の電話番号をネット検索したところ連邦警察の番号で間違いなかったため、次第に信用するようになり、長時間にわたる質問と複雑な指示で混乱してしまい、お金を指定口座に一時的に移すよう指示され、数万ドル送金した。
【安全対策】
(1)政府職員がお金の管理に関する指示をすることはなく、WhatsAppを使用するといった上記のような手口の電話があった場合は詐欺を疑ってください。
(2)少しでも不審な電話と感じたら、時間をおいて自分から相手にかけ直すよう努め、一度通話を終了する。折り返し電話をする前に、警察や家族,友人に助言を求める。その連絡が正当なものであると思われる場合は、その組織の連絡先を自分で調べて連絡してみてください。
(3)見知らぬ通話相手の場合は、Google検索などで掛かってきた電話番号を検索しScam Callでないか確認してみる。政府機関を名乗りかかってきた電話でも、スプーフィングと呼ばれる方法で政府機関を装うことも可能なので、ナンバーディスプレイだけですぐに信用しない。
(4)普段から銀行送金の際に、スクリーンショットなどで送金記録を取っておく習慣をつけておく。
(5)詐欺被害に遭ったかも知れないと思った場合、できるだけ早く金融機関へ連絡してください。送金から24-48時間以内、豪国内銀行同士など場合により被害を最小限に食い止められる可能性もあります。(その際送金日時,Transaction Idを銀行に求められるので,上記のような送金記録があると便利です。)
(6)配達される郵便物に気をつける(個人情報が含まれた郵便物を盗まれ,マネーロンダリング用に銀行口座を開設される事例もあります)。自宅郵便受けが安全でない場合は、PO BOXを使用する、またはクレジットカードなどは配達先を銀行留めにして支店で受け取るなど個人情報の盗難に気をつける。
【参考情報】
スキャム・ウォッチ
https://www.scamwatch.gov.au/
国際的詐欺被害に関する注意喚起(外務省海外安全ホームページ)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C065.html
JETRO「国際的詐欺事件について(注意喚起)」
https://www.jetro.go.jp/contact/faq/419/
オーストラリア・サイバー・セキュリティ・センター(被害届け)
https://www.cyber.gov.au/
IDCARE(自分のIDやコンピュータが安全かどうかを確認する方法など)
https://www.idcare.org/
【最近報告のあった手口】
(1)オーストラリア連邦警察を名乗る人物から電話があり、Identity theft(個人情報盗難)により複数の銀行口座が開設されマネーロンダリングに使用されているという説明があった。
(2)不審に思い質問したが、自分の名前が含まれた警察の偽造書面、警察官名、バッジ番号がWhatsApp経由で携帯電話へ送付された。また通話相手の電話番号をネット検索したところ連邦警察の番号で間違いなかったため、次第に信用するようになり、長時間にわたる質問と複雑な指示で混乱してしまい、お金を指定口座に一時的に移すよう指示され、数万ドル送金した。
【安全対策】
(1)政府職員がお金の管理に関する指示をすることはなく、WhatsAppを使用するといった上記のような手口の電話があった場合は詐欺を疑ってください。
(2)少しでも不審な電話と感じたら、時間をおいて自分から相手にかけ直すよう努め、一度通話を終了する。折り返し電話をする前に、警察や家族,友人に助言を求める。その連絡が正当なものであると思われる場合は、その組織の連絡先を自分で調べて連絡してみてください。
(3)見知らぬ通話相手の場合は、Google検索などで掛かってきた電話番号を検索しScam Callでないか確認してみる。政府機関を名乗りかかってきた電話でも、スプーフィングと呼ばれる方法で政府機関を装うことも可能なので、ナンバーディスプレイだけですぐに信用しない。
(4)普段から銀行送金の際に、スクリーンショットなどで送金記録を取っておく習慣をつけておく。
(5)詐欺被害に遭ったかも知れないと思った場合、できるだけ早く金融機関へ連絡してください。送金から24-48時間以内、豪国内銀行同士など場合により被害を最小限に食い止められる可能性もあります。(その際送金日時,Transaction Idを銀行に求められるので,上記のような送金記録があると便利です。)
(6)配達される郵便物に気をつける(個人情報が含まれた郵便物を盗まれ,マネーロンダリング用に銀行口座を開設される事例もあります)。自宅郵便受けが安全でない場合は、PO BOXを使用する、またはクレジットカードなどは配達先を銀行留めにして支店で受け取るなど個人情報の盗難に気をつける。
【参考情報】
スキャム・ウォッチ
https://www.scamwatch.gov.au/
国際的詐欺被害に関する注意喚起(外務省海外安全ホームページ)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C065.html
JETRO「国際的詐欺事件について(注意喚起)」
https://www.jetro.go.jp/contact/faq/419/
オーストラリア・サイバー・セキュリティ・センター(被害届け)
https://www.cyber.gov.au/
IDCARE(自分のIDやコンピュータが安全かどうかを確認する方法など)
https://www.idcare.org/