宗教関連祝祭日やイベント等に関連した安全対策(3月27日)
令和8年3月27日
【ポイント】
●宗教に関連した祝祭日やイベントにおいては、人の集まりや移動が増えるため、テロの標的とされる可能性が高まります。
●4月1日(水曜日)から約1週間は、ユダヤ教の過越祭(ペサハ)、4月5日(日曜日)にはキリスト教の復活祭(イースター)が予定されています。
●現下の中東情勢に鑑みれば、中東地域以外でも、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を狙った、テロ等の不測の事態が発生する可能性は排除されません。特に、イベント会場、ショッピングモール、レストラン、公共交通機関(空港や主要駅を含む)、宗教関連施設等の人が多く集まる場所は、テロの標的となりやすいです。
●常に最新情報の入手に努めるとともに、ご自身の安全確保に十分注意を払ってください。
【本文】
1 宗教に関連した祝祭日やイベントでは、人の集まりや移動が増えるため、テロの標的とされる可能性が高まります。近年、警備や監視が手薄で市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが発生していますが、これらは組織とのつながりが薄い単独犯による場合が多く、事前の取り締りが難しいため、今後も継続することが懸念されます。
2 4月1日(水曜日)から約1週間、ユダヤ教の過越祭(ペサハ)が予定されているほか、4月5日(日曜日)には、キリスト教の復活祭(イースター)が予定されています(一部教会では4月12日(日曜日)に予定されています)。
3 テロの被害に遭う可能性を減らすため、下記の対策をお願いします。
(1)次の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
観光施設、観光地周辺の道路、祝祭日、イベント等の会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、ナイトクラブ、映画館、公共交通機関、宗教関連施設等人が多く集まる施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関連施設)等。
(2)上記(1)の場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え、その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(3)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
(4)下記の一般的な留意事項に留意する。
【車両突入の場合】
○ガードレールや街灯などの遮へい物が無い歩道などでは危険が増すことを認識する。
【コンサート会場、競技場、空港等の閉鎖空間】
○会場には時間より早めに入る、終了後はある程度時間を置いてから退出するなど、人混みを避けるよう努める。
○セキュリティの確保されていない会場の外側や出入口付近は危険であり、こうした場所での人だまりや行列は避けるようにする。空港等では、人の立入りが容易な受付カウンター付近に不必要に近寄ったり長居したりせず、セキュリティ・ゲートを速やかに通過する。
○不測の事態の発生を念頭に、出入口や非常口、避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。
○パニック状態となった群衆の中で負傷するおそれがあるため、周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。
【爆弾、銃器を用いたテロに遭遇した場合】
○直ちにその場に伏せる。
○周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、銃弾等を防げる遮蔽物を活用し、低い姿勢を保ったまま速やかに安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると雑踏事故などの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。
○爆発は複数回発生する可能性があるため、爆発後に様子を見に行かない。
【刃物を用いたテロに遭遇した場合】
○犯人との距離を取る。周囲にある物を使って攻撃から身を守る。
4(参考)
イスラエル権益・ユダヤ人を標的としたテロを中心とする主な事件等(2025年)
○12月:オーストラリアでのユダヤ教関連行事への襲撃事件
○10月:英国でのシナゴーグ近くの車両突入・刺傷事件
○5月:米国でのイスラエル大使館職員の射殺事件
○5月:ドイツ・ビーレフェルトでの刃物襲撃事件
○3月:ドイツ・マンハイムでの車両突入事件
○2月:ドイツのホロコースト記念碑でのユダヤ人刺傷事件
○2月:フランス・ミュルーズでの刃物襲撃事件、オーストリア・フィラハでの刃物襲撃事件
○2月:ドイツ・ミュンヘンでの車両突入事件
○1月:オーストラリアでのユダヤ人を標的とした爆破未遂事件
○1月:米国・ニューオーリンズでの車両突入事件
【参考】
○外務省海外安全ホームページ「中東情勢の緊迫化に伴う注意喚起(3月23日)」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2026C021.html
○外務省海外安全ホームページ「テロ等に関する注意喚起」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2026C012.html
○パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html
○ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html
在メルボルン日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Melbourne
Level 25, 570 Bourke Street, Melbourne, VIC 3000
TEL: (03) 9679-4510