シドニー・ボンダイビーチにおけるテロ事案発生に伴う注意喚起(12月15日)

令和7年12月16日

【ポイント】
●12月14日、NSW州シドニー・ボンダイビーチにおいて、ユダヤ教関連行事開催中、ユダヤ人を標的としたと見られる銃器使用によるテロ事案が発生しました。
●邦人の皆様におかれましては、不測の事態を避けるために、最新の情報把握に努めるとともに、特にユダヤ教記念日・祭日前後はシナゴーグをはじめとしたユダヤ教関連施設やデモ抗議集会場の周辺等、ヘイトクライムやテロの標的とされやすい場所にはできる限り近寄らないなど、自らの安全確保に努めてください。直近で予定されているユダヤ教関連主要行事は以下のとおりです。
・Hanukkah(光の祭):2025年12月14日から2025年12月22日
・Pesach(過越祭):2026年4月1日から4月9日予定
 ●メルボルンのFederation Squareにおいて開催されているユダヤ教関連行事は、警備を強化し、一部を追悼集会として開催されるとのことです。

【本文】
1 12月14日、NSW州シドニー・ボンダイビーチにおいて、ユダヤ教関連行事開催中、ユダヤ人を標的としたと見られる銃器使用によるテロ事案が発生しました。豪州国内では同件以外にも、今年1月、ユダヤ人を標的とした爆破未遂事件をはじめ、ユダヤ教の礼拝所(シナゴーグ)やその周辺地域において、反ユダヤ主義を掲げる者の犯行と思われる器物損壊、放火未遂、放火、関連した爆発物の発見などの事案が相次いで発生しています。
 
2 メルボルンのFederation Squareにおいて開催されているユダヤ教関連行事は、警備を強化し、一部を追悼集会として開催されるとのことです。
 また、豪州政府は、昨年8月に豪州国内でのテロ脅威レベルを5段階中の2(POSSIBLE)から3(PROBABLE)に一段階引き上げました。豪州政府は、テロ警戒レベルを引き上げた背景として、社会政治的な問題に影響を受けて行動する国内脅威者の増加や、中東やウクライナにおける紛争といったテロ行為の引き金となり得る国際情勢の存在などの複合的な要因があることを説明しています。
 
3 邦人の皆様におかれましては、不測の事態を避けるために、最新の情報把握に努めるとともに、特にユダヤ教記念日・祭日前後はシナゴーグをはじめとしたユダヤ教関連施設やデモ抗議集会場の周辺等、ヘイトクライムやテロの標的とされやすい場所にはできる限り近寄らないなど、自らの安全確保に努めてください。直近で予定されているユダヤ教関連主要行事は以下のとおりです。
・Hanukkah(光の祭):2025年12月14日から2025年12月22日
・Pesach(過越祭):2026年4月1日から4月9日予定
 
4 万が一、事件・事故に遭遇し、緊急に救助等を求める必要がある場合は、緊急電話番号000をダイヤルしてください。事案に応じて警察、消防、救急に転送されます。(英語が話せない場合は、首都圏の警察に電話が転送され、転送先で日本語通訳の手配が可能です。)

また、当館ホームページに、安全の手引きを掲載しておりますので、御参照ください。
https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/files/100887210.pdf
 
 在メルボルン日本国総領事館
Consulate-General of Japan in Melbourne
Level 25, 570 Bourke Street, Melbourne, VIC 3000
TEL: (03) 9679-4510