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性犯罪被害に対する注意

総領事館からのお知らせ(10月)

平成24年10月19日

性犯罪被害に対する注意

 9月,メルボルンのブランズウィックにて,徒歩で帰宅途中のラジオ局の女性職員が暴行されて殺害されるという痛ましい事件が発生し,大きな社会的反響を呼びました。
 ビクトリア警察の最新の犯罪統計(2011年7月~2012年6月)では,強姦事件が前年度同時期に比べて,11.8%増加しているとのことです。
 これから夏に向けて軽装となるので,一層の注意が必要となります。深夜の一人歩き,人気のない場所はできるだけ避けるようにするとともに,自宅に着いても安心せず,ドアを開けた直後に室内に押し込まれて被害を受けることなどもないように注意して下さい。
 9月にボックスヒル周辺で連続発生したわいせつ事件の犯人は,バスから降りた女性乗客の後をつけて犯行に及んでいたと見られています。携帯電話や音楽プレーヤーの使用時は,周囲に注意が及ばなくなり,犯人の足音など,危険が迫っているのに気付くのが遅れるというリスクがあります。
 万が一,暴漢に襲われたときは,大声を出して助けを求めるとともに,すぐに警察に通報して下さい。防犯ブザーを持ち歩き,いざという時にすぐに使えるように準備しておくことも有効です。
 また,自宅でも防犯に心がけ,できるだけ来訪者はインターホンやドアチェーン越しに応対するようにして下さい。就寝時や入浴時に,暑いからといって,窓を開けたままにすることは大変危険です。
 州警察の統計によれば,強姦被害の7割以上が住宅での被害,そして7割以上が顔見知りによる被害とのことです。
 訪問者がたとえ顔見知りだとしても,不用意に自宅に通して,室内で二人きりにならないように注意して下さい。