スキミング(※)による被害の発生
総領事館からのお知らせ(9月)
平成22年9月28日
スキミング(※)による被害の発生
邦人女性が,メルボルン市内において,銀行口座から不正に現金を引き出されるという被害が発生しました。被害の状況は,以下のとおりです。
被害者は,ATM機から自己のカードを使用して現金を引き出そうとしたところ,残高が足りないとして引き出すことができませんでした。銀行に確認したところ,メルボルン市内の複数のATM機から,何者かによって現金が引き出されていることがわかりました。
警察によれば,スキミングという手口で被害者のカード情報を読み取られて偽造カードが作られ,これにより現金が引き出されたのではないかとのことでした。
このような被害に遭わないために,以下のことを参考にしてください。
- 店員にカードを預ける際は,カードから目を離さない
- ATM機に不審な機器が取り付けられていないか確認する
- 暗証番号を入力する際は,周囲から見られないようにする
- カードの利用明細を時々確認する
- 頻繁に不特定の場所で使用するカードは,利用金額の上限を低く設定する
- 不正な出金が見つかれば,すぐに金融機関及び警察に連絡する
※ スキミングとは,カードの情報をスキマーと呼ばれる機器で読み取る行為で,このスキマーが,店舗のカードリーダーやATM機に不正に取り付けられるなどして,カードの情報を読み取られた後,偽造カードが作られ,これにより現金を引き出されるなどの被害が発生しています。