盗難被害(置き引き)の発生 / 盗難被害(空き巣)の発生
総領事館からのお知らせ(5月号)
平成21年5月20日
在メルボルン総領事館
1.盗難被害(置き引き)の発生
盗難被害、特に置き引き被害については、これまでに当館ホームページ、メール・マガジンなどでお知らせしていますが、日本人の方の被害が跡を絶ちません。
最近の被害として、メルボルン市内の喫茶店で飲食中、足下の床に置いていた財布、運転免許証などの入った鞄を盗まれたという状況が当館に報告されています。被害者は、市内で置き引き被害が多発していることを承知されていましたが、一瞬の隙を衝かれたようです。
手口として、犯人が被害者の荷物の上にわざと自分のジャケットなどを落とし、これを拾う振りをして盗むというものや、棒状の道具で荷物を引っかけて盗むというものもありますが、特にこの場合、犯人は被害者の近くでしゃがんだりすることもないので、被害者が写った防犯カメラを確認しても不審な者すら分からない場合があります。
- 周囲をうろうろしたり、背後に立つ者がいた。
- 少し離れたところから様子を窺っている者がいた。
- 自分の荷物を見つめる者がいた。
- 席がたくさん空いているのにわざわざ近くの席に座る者がいた。
また、飲食店、ショッピングセンター、イベント会場、駅など不特定多数の人が出入りする場所では、
- 旅券や財布など大切なものは身につけておく
- 鞄は足下や椅子の背もたれなど、狙われやすい場所に置かない
- 貴重品の入ったバックは膝の上に置く
- 友人と一緒だからといって安心せず、自分の持ち物は自分でしっかり管理する
など、盗難防止を心掛けて下さい。
2.盗難被害(空き巣)の発生
南オーストラリア州アデレード郊外で、被害者が昼間、外出していた際に自宅に侵入され、現金やパソコンを盗まれたという状況が当館に報告されています。犯人は裏口の鍵を壊して侵入したということです。
短時間の外出でも確実に施錠し、電話の呼び出し音を小さくしておくなど、留守にしていることが分からないようにしてください。
また、万一の場合に備えて、パソコンや家電製品の製造番号を控えておくとともに、個人情報等大切なデータはパソコン内のハードディスクではなく、外付けのハードディスクやUSBメモリーなどに保存し、パソコンとは別の場所に保管することにより、パソコン内のデータの悪用を防ぐことができます。