電車・駅等交通機関での暴力被害等に対する注意 / わいせつ目的のシェアに注意
総領事館からのお知らせ(4月号)
平成20年03月18日
在メルボルン総領事館
1 電車・駅等交通機関での暴力被害等に対する注意
メンルボルン在住の男子邦人学生(15歳)が、夜間、帰宅途中の電車の車内で、不良少年グループに殴られたうえ、お金や携帯電話などを奪い取られそうになった事案の連絡がありました。グループは、少女2名を含む9歳位から17歳位までのグループで、たまたま同じ電車に乗り合わせた全く見ず知らずの少年達でした。また、アデレードでは、在留邦人の方の情報によると、駅や電車の車内で薬物を使用していると思われる者をよく目にするとのことで、暴力事件も発生している旨の報告を受けています。
日本においても同様ですが、各州とも不特定多数の人が集まり、人の流れがある駅や電車などの公共交通機関及びその周辺において、暴力犯罪に巻き込まれたり強盗の被害に遭ったりするケースが散見されます。
当館管轄の州内でも、これまでに邦人が強盗被害に遭い怪我をした事案や金品を奪われた事案が何件か発生しています。
駅や電車などの公共交通機関を利用する際の防犯対策として、
- 帰宅が遅くなるようであれば、誰かに迎えにきてもらう。
- 駅で長時間電車を待つことのないように、事前に時刻表を確認する。
- 電車やバスの車内では、他の乗客やドライバーの近くに座るようにする。
- 一見して怪しい風体の者には近づかない。目を合わせない。
- 万一、痴漢などの迷惑行為を受けた場合には、ハッキリと大きな声で、抗議する。
- 被害に遭った場合は、直ぐに警察に届け出る。
- 付近にいる他の乗客などに助けを求める。
などがあげられます。犯罪に巻き込まれないように充分注意をして下さい。
2 わいせつ目的のシェアに注意
これまでに当館から再三にわたり、わいせつ行為を目的とした日本人女性とのシェアについて注意を呼びかけておりますが、最近も当館にわいせつ目的のシェアに関する情報が寄せられています。
シェアを申し込む場合は、次の点に注意して下さい。
- シェア先に男性一人しかいない場合は、例え相手に「すぐに別の女性が入居する。」などと言われても信用しない。シェア先が男性一人の場合は、どの様な状況でもその場で断り入居しない。
- 相手の服装や身なり、職業、入居先の建物の清潔感に惑わされない。
- 広告が女性名であったのに、実際には男性とシェアすることが分かった場合は、即断る。
- シェア相手の行動、言動に少しでも不審点を感じた場合は、シェアを中止する。
- 初対面で、やたら体に触れてくる場合は要注意。
- 体を触られた、部屋を覗かれたなど軽微なものも含め性的な被害に遭ったらできるだけ早く警察に届け出る。
その他、シェアを決める前には条件をしっかりと確認し、契約書を作成するなど後日のトラブル防止に心掛けて下さい。中でもシェアの条件、退出時のボンドの返還などに関するトラブルの相談が多く寄せられています。また、過去に日本人オーナーに関する苦情も当館に複数寄せられています。
安価な費用や施設の雰囲気に惑わされることなく、シェア先のオーナー、シェア・メイト、契約内容、安全面などをしっかりと見定めたうえ、契約をして下さい。
また、わいせつな行為を受けた場合は、早期に最寄の警察に被害の届出をして下さい。