我が国の調査捕鯨に対する抗議活動等に関する事項 / Bushfire対策
総領事館からのお知らせ(2月号)
平成20年01月16日
在メルボルン総領事館
1 我が国の調査捕鯨に対する抗議活動等に関する事項
我が国の調査捕鯨に対する抗議活動等に関連し、次の様なことに留意して下さい。
- デモなど団体で抗議活動をしている現場には近付かない。
- 会社、店舗などに抗議団体が訪れ抗議活動を受けた場合は、冷静に対応するとともに直ちに警察に通報し臨場を要請する。
また、抗議活動等を受けた場合は、当館までご連絡下さるようお願い致します。
2 Bushfire対策
今シーズンもBushfireの季節となりました。Bushfireの恐ろしさは、燃え盛る炎だけはありません。最も警戒しなければならないもののひとつは、炎からくる放射熱です。実際にBushfireで被害に遭う例として、放射熱による脱水症状、窒息などがあげられます。
(1) 服装
次のような耐火性のある服装、手袋を準備しておくことが重要です。
- ウールやコットンなど自然の繊維質で作られた長袖のつなぎ服、長袖の上着、ズボン
- つばの広い帽子やヘルメット
- ゴムや化学繊維でない、しっかりした作りの園芸用手袋
- 顔を防護し煙をろ過するための濡れたマスクや大きなハンカチーフ
- 煙や火の粉から目を守るためのゴーグルやメガネ
Bushfireの炎が通過する時間は、通常5分から20分と言われています。耐火性のある服装をすることも大切ですが、一番良いのは火が通過するまで家のドアや窓を閉めて、中にいることです。また、プールや貯水タンクは安全とはいえません。水面上の空気は、非常に高温であり、酸素は燃え二酸化炭素が多くなっていることから、これらの空気を吸入することは非常に危険です。
(2) 脱水症状
Bushfireで警戒しなければならない事項に脱水症状があげられます。
Bushfireによる高温と余分な服から、たくさん汗をかきます。体を冷やし、水分を補給することが、大切です。喉が渇いていなくても水分を補給して下さい。また、アルコールや炭酸は、脱水症状を促進することとなるので、飲んではいけません。
子供や老人は、特に注意する必要があります。冷水のスポンジで体を冷やしてやったり、水を飲ませたりして下さい。
(3) 車でBushfireに遭遇したら
周囲が背の高い乾燥した草木や雑木林でないことを確認し、車を路肩に寄せ退避して下さい。車を止める場所は、土の地面やコンクリートで舗装された広々とした区域が最適です。むやみに車外に出ると放射熱にやられてしまいます。
- 周囲にブロック塀やコンクリートの車庫などがあれば、そこに車を止める、放射熱を遮る。
- エンジンを掛けっ放しにし、ハザードランプとヘッドライトを点ける。
- 窓ガラスを閉め、車体を冷やすために車内循環の状態でエアコンを作動させる。
-
化学繊維ではない服で肌を覆い、炎が通り過ぎるまで、ウールの毛布を被り窓よりも下の高さで可能な限り低い姿勢を保つ。
※ Bushfireの危険性のある地域へ出かける際は、ウールの毛布を準備しておく。 - 熱さが感じられなくなるまで車内で退避し、炎が通過し放射熱の影響がなくなったことを確認して車から降り、安全な場所に避難する。
一番の対策は、Bushfireが予想される地域に行かないことです。
その他、家の内外の対策として、家に入ってくる火の粉と煙を防ぐため窓やドアを閉め窓から家具を遠ざけ、窓やドアの縁を濡れたタオルや毛布で塞ぐことやバスタブやバケツに水を貯めておくこと、家の外周の家具やドアマットなどを片付けておくことなども対策のひとつです。
普段から地域の避難場所を確認し、Bushfireに関する最新情報を入手し早めの避難を行うとともに、旅行を計画する際は、Bushfireが発生している場所には行かないことが重要です。