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メルボルンの夜の繁華街における注意他

総領事館からのお知らせ(10月号)

平成19年9月20日

在メルボルン総領事館

1 メルボルンの夜の繁華街における注意

 メルボルンの夜の繁華街において、喧嘩などの暴力事件が多発しています。

 サウス・バンク、キング・ストリート、ウィリアム・ストリート、クィーン・ストリート等のCBD(中心商業地区)において、特に木曜日・金曜日・土曜日の週末の夜、ナイト・クラブなどの盛り場付近で、肩が触れたなどの些細なことから喧嘩となり、暴行を受け負傷したり、最悪の場合は死亡するケースも発生しています。
 多くの場合は、双方とも飲酒している場合が多く、当事者は20歳前後の若者でグループの場合が多いようです。

 8月30日に発表された、ビクトリア州警察の年間犯罪統計によれば、人口10万人当たりの総犯罪発生件数は、2005.7〜2006.6が7,382.8件であったのに対し、2006.7〜2007.6は7,283.1件であり約100件の減少(−1.4%)でした。州全体での総犯罪発生件数は減少していますが、メルボルンのCBDにおける暴行などの粗暴犯は、17.5%の増加で、そのうち通り、路地、歩道での発生の増加率が10.9%、ナイト・クラブやパブなど許可を受け酒類を提供する店舗での発生の増加率が7.3%となっています。 
 警察では、盛り場での粗暴犯の発生を防ぐため、新たに対策班を編成し発生状況に合わせ制服警察官を増強し、徒歩によるパトロールを強化するなどの対策を実施しています。

 また、この様な被害に遭わないためには、次のような点に注意して下さい。

2 家族や友人と定期的な連絡を

 日本から当館に対し、
 「娘と連絡が取れない。心配しているが、どこにいるか分からない。」
 「恋人が、ワーキング・ホリデーでアデレードに滞在しているが、最近、電話が通じない。何かあったのではないかと心配だ。」
 等、オーストラリアに滞在中の家族や知り合いの方の安否に関する問い合わせが度々寄せられます。特にワーキング・ホリデーで滞在している方に関する安否照会が多いようです。
 ワーキング・ホリデーや留学などで長期滞在されている方は、定期的に家族の方等に、ご自分の消息を伝えることをお勧めします。ご自分が思っている以上に家族の方等は、心配されています。また、家族の方等が、緊急に連絡を取らなければならない事態も考えられることから、滞在先、連絡先電話番号、今後の予定等を家族の方等へ定期的に連絡するようにして下さい。

 日本の旅券法では、外国に住所又は居所を定めて3カ月以上滞在する日本人は、その住所又は居所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に在留届を提出することを義務付けています。総領事館では、「在留届」をもとに在留邦人の安全確認や緊急連絡などの支援活動を行っていることから、在留届の提出をお願いします。